七五三はいつお祝いするの?最近ではあえてお参りの時期をずらす方も増えています

名前の通り、七五三は七歳・五歳・三歳で祝う日本の伝統的な行事です。
七五三といえば11月15日にお参りをするイメージをお持ちの方も多いと思います。しかし、混雑状況やご家族のスケジュールを考えると必ずしも11月15日に参詣できるとは限りません。
七五三は、お子様の成長を祝う大切な行事ですのでご家族揃っての七五三詣や撮影されたいですよね。

私も、最初に一番目の子の時、11月の15日近くの日曜日にお祝いしましたが、その時はとても混んでいて、ご祈祷の受付だけで長く待ちました。 紅葉シーズンも重なり、観光客もかなりの人数・・・・境内ではインバウンドのツアーも重なり、外国人観光客から一斉にカメラを向けられて息子も不安になってしまい、「もう帰りたい」「着物を脱ぎたい」と言い出し、大変だったことをよく覚えています。

2人目は10月に御詣りしましたが、秋晴れで暖かく、風邪などの心配もなく、気持ちも穏やかにお祝いすることができました!
お子様の体調管理の面でも、遠慮を避けられる点でも、時期をずらすのはとてもおすすめですよ。

今回この記事では、七五三のお祝いのタイミングや、お見舞いの時期をずらすメリット、着物レンタルのポイントについて詳しくご紹介します。

着物レンタルレトロの七五三着物写真
三歳ブルーローズ被布着物

□七五三は通常何歳の時にお祝いするの?

従来、七五三は数え年でお祝いするのが正式とされていましたが、近年では満年齢でのお祝いも広く受け入れられています。
数え年とは、元旦に年齢が1歳増える計算方法のことで、現在の西暦から生まれた年を引いて求められます。
例えば2000年生まれの方は、誕生月に関わらず2023から2000を引いて数え年23歳となりますね。

反対に満年齢とは誕生日を迎えると年齢が1歳上がる計算方法のことで、同じ2000年生まれでも満年齢22歳の方と23歳の方がいらっしゃいます。
特に早生まれの方は体の成長に合わせて満年齢で七五三を祝われる方が多い傾向にあります。

昔のように数え年で祝っても、満年齢で祝っても問題はありません。
年齢が近い御兄弟や周りのお友達に合わせてどちらの歳で祝うか決めるのもおすすめです。

七五三は、一般的に3歳・5歳・7歳の節目にお祝いをします。それぞれの年齢でお祝いの意味が異なり、昔からの風習に基づいています。

男の子

3歳(地域によってはお祝いしない場合も)
5歳(本祝いとして多くの地域でのお祝い)

女の子

3歳(髪を伸ばし始める「髪置き」の手続きに由来)
7歳(幼児用の紐付きの着物から、大人の着物と同じ帯を締めるようになる「帯解き」の手続きに由来)

地域や家庭によっても習慣は違いますが、現代では自由にお祝いするご家庭も増えております。

□参詣の時期をずらすのは認められる?

七五三を祝う年齢だけでなく、お祝いする月を変更するのもおすすめです。
七五三を祝う正しい時期は11月だと思われがちですが、11月ではなく9月や10月、12月の七五三も問題ありません。

人混みが集中しにくく、寒さも11月ほど厳しくない10月の参詣は11月に次いで人気が高いです。
さらに混雑を避けたい方は9月や12月もおすすめですが、暑さや寒さを感じやすいため注意が必要です。
比較的早くから涼しさを感じられる北の地域では9月に、また、着物の温かさを活かすのであれば12月にご祈祷されるのも良いでしょう。

七五三は神様に祈りをささげる行事であることから、正しいお祝いの時期を守らなくてはならないと思われがちですが、時季外れでも問題はありません。
お子様の体調やご家庭の事情をふまえ、季節をずらすご家庭もあります。
ただし、下記の七五三の時期をずらす際は注意点がいくつかあります。

1.ご祈祷の受付期間を確認する

神社によっては、七五三のご祈祷を11月中しか受け付けていない場合があります。ご希望の神社がある場合は、事前に確認してから予定を決めると安心です。
また、午前中のみ、午後の1回だけなど、12月になると神社さんも年越しの準備に追われてきますのでご注意ください。
神社によっては、七五三のご祈祷を11月中のみ受け付けて希望の神社がある場合は事前に確認することが大切です
また、12月に入ると神社では年越しの準備が始まり、七五三の対応が縮小されることが多いです。さらに、12月に入ると七五三の千歳飴や記念品の配布が終了してしまうことがほとんどです
千歳飴や記念品の在庫があるか確認しておくのがご安心です

千歳飴をどうしても神社で受け取りたい場合は、事前に予約しておいて確保できる場合もありますので、問い合わせてみるのがおすすめです!

2. 気温に合わせた服装を

秋冬のお参りは寒さ対策が必要です。 特に12月以降は冷え込むため、着物の下にインナーを着たり、足元を暖かくする工夫をしましょう。 反対に、春や夏に撮影をする場合は、通気性の良い肌着を選ぶなど、暑さ対策も大切です。
七五三寒のお参りは、寒さや暑さに合わせた準備をすることで、お子様がご機嫌でいられるか重要なポイントになります。

例えば、ヒートテックのような薄手の機能性インナーは、体温をしっかり保ちながらも着ぶくれしにくいのでおすすめです。 足元の冷えを防ぐために、厚い手足袋やレギンスを履くと、さらに安心。足袋を履くのでタイツはNGです!!

反対に、春や夏にお参りや撮影する場合は、暑さ対策が重要です。着物は風通しが悪い、気温の高い日は汗をかきやすく、長時間の着用は負担になりやすいです。 そんな時は、通気性の良い綿素材の肌を選んであげて、汗を吸収しやすく快適に過ごします。 また、汗を拭くためのハンカチを準備し、水分補給をこまめにすることで、お子様が気持ちよく過ごせますね。

また、着物は簡単に脱ぎ着ができない、汗をかいてしまった場合に備えて、着替えの肌着を持っていくと安心です。秋冬でも、動いているうちに汗がかくことがあるので、体調管理のためにも着替えのインナーを持っていくと便利です。

七五三は、お子様の成長を祝う大切な行事お子様が快適によく工夫することで、家族みんなの素敵な思い出になります。

3. 家族のスケジュール調整を忘れずに

七五三のお参りは、ご家族の予定やお子様の体調を考えながら、無理のない七五三スケジュールを立てることが大切です。 特に、祖父母と一緒にお祝いをする場合は、みんなの予定を早めに調整し、余裕を持って日程を決めると安心ですね

お子様の体調管理の面では、学校行事や習い事のスケジュールを確認し、疲れがたまりにくい日を選ぶと良いでしょう。例えば、運動会や発表会の翌日は、学校が振替になることが多いため、平日であれば神社も比較的空いているため、お参りにはおすすめのタイミングです。

また、七五三シーズンの土日祝日は神社が気楽に、ご祈祷の準備がじっくりなためもあって、平日のお参りを検討するのも良い方法です

□まとめ

時期をずらして七五三を祝っても問題ありません。
ご家族の都合に合わせてお祝いする年齢をずらしたり参詣する月を変更したりしても大丈夫です。

当社では七五三を迎えるお子様に着ていただける着物のレンタルを行っています。
七五三をお祝いする時期が決まりましたら、ぜひ当社でのレンタルをご検討ください。

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hana
着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。