お呼ばれ訪問着にピッタリ!帯の結び方をご紹介します

七五三や成人式など意外と着る機会が多い着物ですが、着付けには苦手意識がある方が多いのではないでしょうか。
基本的な帯結びを覚えてしまえば、実はそれほど難しくありません。
そこで今回は、 おすすめの帯結びや結び方の手順などをご紹介します。

□袋帯を使ったおすすめ帯結び3選

*最も一般的な「二重太鼓」

「二重太鼓」は袋帯を使った帯結びの中で最も一般的な結び方です。
晴れやかなお祝いの場に用いることがほとんどで、社交や礼装の場に適しています。
訪問着だけでなく様々な着物に合わせられる一方で、アレンジをきかせて個性も出せるという特徴があります。

*お祝いの場向きな「扇太鼓」

訪問着や着けなどに合わせられ、華やかさが際立つ結び方です。
「扇太鼓」という名前は、花街に合った太鼓橋の形からきていると言われています。
お祝いの気持ちが込められており、二重太鼓と同じくお祝いの場に適している結び方です。

*粋な「福良雀(ふくらすずめ)」

「福良雀」は元々振袖の帯結びとして考案されました。
結び目を正面から見ると「羽を膨らませて寒さをしのぐすずめ」の姿に似ていることから、福と繁栄を願う縁起の良いものとされています。
愛らしい印象を演出できる「福良雀」は晴れやかな場にピッタリです。

□二重太鼓の結び方手順

ここからは最も一般的な結び方「二重太鼓」の結び方を解説します。

身幅プラス10-20センチメートルを目安に手先の長さを決めたら左手に持ち、そのまま一巻きします。

帯板を差し込み二巻きしたら帯の下側を持ち、グッと締めます。

手先を背中心に抜いたら体に巻いている帯と重なった部分で持ち、右手でたれを折り上げます。

折り上げた山のところに仮紐を通したら手先を挟み、きつめに結びます。

後ろにたれている帯を広げ、たれ先から約30センチメートルのところに帯枕の下線を合わせます。

たれの内側に帯枕を入れ、平らな部分を背中に沿わせて前に引いたら左右どちらかで結び入れ込みます。

仮紐を外し、帯枕の上から帯揚げを掛けて仮結びします。

帯の見切り線に仮紐を合わせたれの方へ移したら、それを軸にたれを内側へ折り上げます。

前に預けておいた手先を外し、輪を下にしてお太鼓の左から通します。

帯締めを締めたら残った仮紐を外し、帯揚げを整えて完成です。

□まとめ

おすすめの帯結びと一般的な二重太鼓の結び方をご紹介しました。
苦手意識の強い着物の着付けですが、一度覚えてしまえば意外と簡単なので機会があればぜひトライしてみてください。

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