袴と上着が合わない?原因と解決策を解説

袴の上着選びで迷っていませんか。
卒業式や成人式など、大切な日に袴を着る予定なのに、上着選びで「なんか合わない…」と感じていませんか。
様々な上着の種類や、サイズ調整、着付けの工夫など、具体的なアドバイスを通して、ぴったりのコーディネートを見つけるお手伝いをします。

袴の上着選びで迷う原因とは?

袴と上着のサイズ感のミスマッチ

袴と上着のサイズ感が合わないと、全体のバランスが悪くなり、着崩れや不自然なシルエットにつながることがあります。
特に、袴は裾が広がっているため、上着の丈や袖丈とのバランスが重要です。
上着が短すぎると、袴の裾との間に隙間ができてしまい、全体のまとまりがなくなります。
逆に、上着が長すぎると、袴が隠れてしまい、袴を着ている意味が薄れてしまう可能性があります。
また、袖丈も重要です。
上着の袖が短いと、腕が露出してしまい、寒さ対策としても不十分です。

素材やデザインの相性問題

素材やデザインの相性も、上着選びにおいて重要な要素です。
袴の素材やデザイン、そして全体のコーディネートと、上着の素材やデザインが調和していないと、全体の印象がチグハグになってしまいます。
例えば、華やかな袴には、シンプルなデザインの上着が合う場合もありますし、逆にシンプルな袴には、華やかな上着が映えることもあります。
また、素材についても同様です。
袴が光沢のある素材であれば、マットな素材の上着がバランスを取ってくれます。

白系の袴の女性

袴のシルエットとの調和

袴のシルエットは、上着選びに大きく影響します。
袴の種類によってシルエットが異なるため、それに合わせた上着を選ぶことが重要です。
例えば、すっきりとしたシルエットの袴には、コンパクトな上着が合わせやすく、逆にボリュームのあるシルエットの袴には、ゆったりとした上着がバランス良く見えます。
上着のシルエットが袴のシルエットと合っていないと、全体のバランスが悪くなり、着こなしが野暮ったく見えてしまう可能性があります。

袴と上着が合わないと感じた時の解決策

羽織の種類と袴への相性

羽織は袴に最も合う上着の一つです。
しかし、羽織にも様々な種類があり、それぞれ袴との相性が異なります。
長羽織はフォーマルな印象を与え、中羽織はカジュアルな印象を与えます。
袴の柄や色、そして着用シーンに合わせて、適切な羽織を選びましょう。

また、羽織の素材や色も重要です。
袴の素材や色と調和するものを選びましょう。

道行やその他の和装コートとの組み合わせ方

道行は、着物に合うように作られているため、袴との相性は必ずしも良いとはいえません。
袴のシルエットによっては、道行が袴を隠してしまう可能性もあります。
しかし、道行の丈やデザインによっては、袴との組み合わせも可能です。
道行を選ぶ際は、袴のシルエットとのバランスを考慮し、試着をして確認することをお勧めします。
その他の和装コートも、袴のシルエットとのバランスが重要です。

ショールやストールを使ったアレンジ

ショールやストールは、手軽に羽織れるアイテムであり、袴のコーディネートにアクセントを加えることができます。
様々な素材やデザインのショールやストールがあり、袴の素材やデザイン、そして着用シーンに合わせて選ぶことができます。
また、ショールやストールは、羽織とは異なり、サイズ調整が容易であるため、袴のシルエットとのバランスを取りやすいという利点があります。

洋装アイテムの活用方法

和装アイテムにこだわらず、洋装アイテムを活用することも可能です。
例えば、ポンチョやケープは、袴の上から羽織っても違和感なく、おしゃれなコーディネートを作ることができます。
ただし、洋装アイテムを選ぶ際は、袴とのバランスや着用シーンに注意しましょう。

サイズ調整や着付けの工夫

上着が合わない場合は、サイズ調整や着付けの工夫で解決できる場合があります。
例えば、上着の袖丈が長い場合は、袖を折って調整できます。
また、着付けの際に、上着の着方を変えることで、より袴とのバランスが良くなることもあります。

ピンクと白の袴

まとめ

袴の上着選びでは、サイズ感、素材・デザインの相性、袴のシルエットとの調和、着用シーンの適切さなどを考慮することが重要です。
合わないと感じた場合は、羽織の種類、道行やその他の和装コートとの組み合わせ方、ショールやストール、洋装アイテムの活用、サイズ調整や着付けの工夫などを検討してみましょう。
それでも解決しない場合は、レンタルも一つの選択肢です。
この記事が、上着選びの参考になれば幸いです。
袴姿で素敵な一日をお過ごしください。

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投稿者プロフィール

hanako
hanako着物コンサルタント
着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。

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