七五三の着崩れ対策とは?年齢別に解説します!

七五三、お子様の晴れ姿は一生の思い出。
しかし、着慣れない着物での長時間、特に着崩れは親御さんの大きな心配事ですよね。
お子様の年齢や行動によって着崩れしやすい箇所も異なります。
今回は、七五三における年齢別の着崩れの原因と、効果的な対策をご紹介します。
素敵な七五三の思い出作りのお手伝いができれば幸いです。

七五三の年齢別着崩れ対策

3歳児の着崩れを防ぐポイント

3歳児は、まだ体が小さく、動きも活発です。
着物は基本的に帯を巻かず、被布を羽織ることが多いですが、それでも動きによって着物がずれることがあります。
着付けの際は、きつく締め付けすぎず、お子様の体に合ったサイズを選び、着心地の良い状態を保つことが大切です。
事前にトイレを済ませておくこと、そして、着崩れしにくいよう、被布の着付けを丁寧に行うことも重要です。
万が一、着物がずれても、すぐに直せるよう、予備の腰紐などを用意しておくと安心です。
また、おむつが外れていない場合は、念のためおむつを着用させるのも有効です。

7歳児の着崩れを防ぐポイント

7歳児になると、帯を締めるようになります。
この年齢のお子様は、自分で着物を直すことが難しい場合も多いので、着付けは丁寧に行い、きつく締めすぎないように注意が必要です。
腰紐の位置をしっかり確認し、ずれないように固定することが重要です。
また、動きやすいように、着物の裾の長さを調整するのも有効です。
着物が着崩れやすい箇所は、襟元や裾です。
襟元を触る癖がある場合は、工夫して着崩れを防ぎましょう。
長時間着物を着ているため、こまめなトイレ休憩も忘れずに行いましょう。

男の子の着崩れを防ぐポイント

男の子の場合、袴がずれるのが主な着崩れの原因です。
特に、活発な動きをするお子様は、袴がずり落ちやすいので、サスペンダーなどを活用して肩から吊るすことで着崩れを防ぐことができます。
また、袴の種類によっては、トイレでの着脱が困難な場合があります。
スカートタイプの行灯袴を選ぶと、トイレでの着替えが容易になります。
着付けの際は、袴のサイズや締め具合に注意し、お子様の動きやすさを考慮することが大切です。

着物を着た男の子

七五三の着崩れの原因と対処法

激しい動きによる着崩れ

お子様の活発な動きは、着崩れの大きな原因となります。
走り回ったり、ジャンプしたりする際に、着物がずれるのを防ぐためにも、着付けをしっかり行うことが重要です。
また、お子様には、落ち着いて行動するように促すことも大切です。
必要に応じて、休憩を挟むなど、お子様の負担を軽減する工夫も必要です。

襟元を触る行動への対処法

特に5歳児は、襟元を触る癖がある場合があります。
襟元が窮屈だと感じたり、着物の感触に慣れていないと、無意識に触ってしまうことがあります。
着付けの際は、襟元がきつすぎないように注意し、お子様が触りやすい素材ではないか確認しましょう。
また、襟元を隠す工夫をしたり、お子様に襟元を触らないように注意を促すことも有効です。

トイレでの着崩れ防止策

着物を着たままのトイレは、着崩れの大きな原因となります。
事前にトイレを済ませておくことはもちろん、こまめなトイレ休憩を挟むことも重要です。
着物の着脱を容易にする工夫や、着崩れしにくい着付け方法を心がけましょう。
特に、袴を着ている男の子は、トイレでの着脱に時間がかかる可能性があるので、余裕を持った行動計画を立てましょう。
洗濯ばさみなどを活用し、袴の裾を一時的に留めておくのも有効です。

移動中の着崩れ対策

移動中も、着崩れしやすい状況です。
車に乗ったり降りたりする際、お子様の動きに合わせて、着物を優しくサポートしましょう。
また、公共交通機関を利用する場合は、混雑状況にも注意し、余裕を持って行動することが大切です。
必要に応じて、休憩を取り、着物の状態を確認しながら移動しましょう。

着物を着た女の子

まとめ

七五三の着崩れは、お子様の年齢や行動、着付けの状況によって起こりやすさが異なります。
着崩れを防ぐためには、お子様の年齢に合わせた着付け方法、こまめなトイレ休憩、そして、お子様の行動に合わせた対応が重要です。
着崩れしやすい箇所を事前に把握し、適切な対策を講じることで、お子様も安心して、素敵な一日を過ごせるでしょう。
今回ご紹介した対策を参考に、安心して七五三を迎え、素敵な思い出を作ってください。たくさん写真に残して、素敵な思い出を作ってください。
和装、洋装それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご家族で話し合って最適な服装を選びましょう。
当日はお子様中心に、楽しい一日を過ごせるように心がけましょう。

5歳男の子七五三

投稿者プロフィール

hanako
hanako着物コンサルタント
着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。

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