ママ振袖の身長差対策!サイズ調整でピッタリ着こなす方法とは?

ママ振袖を着る娘さんの成人式を控えているお母様、準備は順調に進んでいますか?
大切な思い出の詰まった振袖ですが、娘さんの身長と合わないと心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ママ振袖のサイズ調整、特に身長差に着目して、その方法についてご紹介します。
成人式を最高の思い出にするために、少しでもお役に立てれば幸いです。

ママ振袖における身長差とサイズ調整方法

身長差による着付けの工夫

身長差が5cm以内であれば、着付けの工夫で対応できる場合があります。
おはしょりの調整や、腰紐の位置を工夫することで、比較的綺麗に着こなせることが多いです。
しかし、身長差が大きい場合は、着崩れの原因となる可能性があるので、専門家にご相談することをお勧めします。
着付け師さんの経験や技術によって、調整できる範囲も変わってきます。

身丈の調整方法

娘さんの身長が母親より低い場合、身丈が長いと着崩れやすくなります。
この場合は、内揚げを調整して身丈を短くする方法があります。
生地を切らずに調整できるので、将来姉妹や親戚が着る場合にも対応できます。
逆に、娘さんの身長が高い場合は、おはしょりがとれなくなります。
内揚げを引き出して縫い直す、またはたし布をして長くする「胴接ぎ」という方法があります。
胴接ぎは、技術と費用、時間がかかるため、内揚げの調整で対応できない場合に検討しましょう。
いずれの方法も、専門の業者に依頼する必要があります。

裄丈の調整方法

裄丈は、肩幅と腕の長さを合わせた長さです。
身長差によって裄丈も調整が必要となる場合があります。
裄丈が長い場合は、肩と袖をつなぐ縫い代を多くすることで短くできます。
ただし、柄行がつながっている場合は、柄が途切れてしまう可能性があるので注意が必要です。
裄丈が短い場合は、袖をはずして縫い代を少なくし、縫い直すことで長くできます。
こちらも、専門の業者に依頼する必要があります。
また、着付けの工夫として、半衿を多く見せる、衿を長めに出す、腕をあまり伸ばさないようにするなど、1~2cm程度の調整も可能です。

袖丈の調整方法

振袖の袖丈は、身長に比例するとは限りません。
袖丈が合わない場合は、袖底の縫い代部分を調整することで、長くしたり短くしたりできます。
ただし、柄が切れてしまう可能性があるので、専門家に相談して適切な方法を選びましょう。

サイズ直しにかかる費用と期間

サイズ直しにかかる費用は、作業内容や業者によって大きく異なります。
洗い張り、内揚げの調整、たし布、縫い直しなど、作業内容によって費用が加算されます。
また、期間も数ヶ月かかる場合もあります。
成人式に間に合わせるためには、余裕をもって業者に依頼することが重要です。
事前に費用と期間を確認し、予算とスケジュールに余裕をもって準備を進めましょう。

ママ振袖のサイズ確認のポイント

事前に確認すべきこと

ママ振袖を使う前に、必ずサイズを確認しましょう。
身丈、裄丈、袖丈、身幅の4つのサイズを計測し、娘さんの体型に合っているか確認します。
身長が同じでも体型が違うと、着心地や見た目が大きく変わるため、試着することを強くお勧めします。
できれば、着物の寸法に詳しい専門店などで採寸してもらうのが理想的です。

まとめ

ママ振袖のサイズ調整は、着付けの工夫やサイズ直しによって対応できます。
身長差が5cm以内であれば、着付けで調整できる場合が多いですが、それ以上の場合はサイズ直しが必要になる可能性があります。
サイズ直しには、費用と時間がかかるため、成人式に間に合わせるには、余裕をもって準備を始めましょう。
事前にサイズを確認し、必要に応じて早めに対応することで、安心して成人式を迎えることができます。
思い出に残る一日を、素敵な振袖姿で迎えましょう。

投稿者プロフィール

hanako
hanako着物コンサルタント
着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。

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