七五三着物しみ抜きはできる?原因別対処法と素材別お手入れガイド
大切な子供の七五三、素敵な着物姿で思い出を残したいですよね。
しかし、せっかくの着物にシミや汚れが付いてしまった…
そんな時、慌ててしまう気持ちはよく分かります。
でも大丈夫。この記事では、七五三の着物を汚してしまった時の原因別の対処法と、素材別のお手入れガイドをご紹介します。
自宅でできるお手入れ方法から、専門店に依頼すべきケースまで、安心できる解決策を見つけて、大切な着物を綺麗に保ちましょう。
□七五三着物しみの原因をチェック!
七五三の着物を汚してしまった時、まず大切なのはシミの原因を特定することです。
原因によって適切な対処法が大きく変わります。
1: 油溶性のシミ
油分や脂性の成分が多く、水には溶けにくいシミです。
ファンデーションやバター、ゴマ油などの汚れが代表的です。
2: 水溶性のシミ
水分の多いシミで、油分はほとんど含まれていません。
お茶やジュース、お酒、汗などがこのタイプに当たります。
3: 混合性のシミ
水分と油分の両方の成分が混ざったシミです。
牛乳や生クリーム、焼き肉のタレ、ドレッシングなどが代表的です。
4: 不溶性のシミ
水にも油にも溶けないシミです。
金属、墨汁、炭、一部のリキッドアイライナーやマスカラ、絵の具、ペンキなどが含まれます。
不溶性のシミは、ご家庭でのシミ抜きは難しいので、専門店に相談することをおすすめします。
5: 原因不明の場合
シミの原因が特定できない場合は、すぐにクリーニング店などの専門店に相談しましょう。
適切な処置をしなければ、汚れが広がったり、取れなくなってしまう可能性があります。
□七五三着物素材別お手入れ方法
七五三の着物の素材は、正絹(シルク)やポリエステルなど様々です。
素材によって適切な手入れ方法が異なるので、洗濯表示をよく確認しましょう。
1: 正絹(シルク)の着物
正絹の着物は、水洗いすると縮んでしまうため、自宅での水洗いは避け、クリーニングに出しましょう。
2: ポリエステルの着物
ポリエステルの着物は、水洗いが可能です。
ただし、刺繍や縫い付け、プリーツ加工などがある場合は、自宅での洗濯は避け、クリーニングに出すことをおすすめします。
3: ウォッシャブル加工の着物
ウォッシャブル加工が施されている着物は、自宅での洗濯が可能です。
洗濯表示を確認し、指示に従って洗濯しましょう。
4: 素材表示がない場合
素材表示がない場合は、正絹の可能性が高いので、専門店に相談することをおすすめします。
□まとめ
七五三の着物にシミや汚れが付いてしまった時は、まずシミの原因を特定し、適切な対処法を選びましょう。
素材によって適切な手入れ方法が異なりますので、洗濯表示をよく確認し、自宅でのお手入れが難しい場合は、専門店に相談することをおすすめします。
大切な七五三の着物を綺麗に保ち、思い出に残る一日を迎えましょう。
投稿者プロフィール
- 着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。
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