七五三はなぜ11月なの?由来や神社やお寺選びについて解説

七五三は、子どもの成長を祝う、日本古来の伝統的な行事です。
特に、3歳、5歳、7歳の男の子と女の子は、人生の節目として、氏神様や氏寺に参拝し、健やかな成長を祈願します。
しかし、七五三の由来や意味、お参りの仕方、神社やお寺選びなど、わからないことだらけという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、七五三の由来や意味、神社やお寺選び、祈祷について詳しく解説していきます。
七五三を控えている方はもちろん、伝統的な文化に興味がある方も、ぜひ最後まで読んでみてください。

□七五三はなぜ11月に行うの?その由来と意味

七五三は、なぜ11月15日に行うのでしょうか?その由来には、諸説あります。

1:収穫祭と子どもの成長を感謝する日

古来より11月は、収穫を終え、実りの秋を感謝する時期でした。
満月である11月15日は、豊作を神様に感謝する収穫祭の日であり、同時に、子どもたちの健やかな成長を祝い、神様に感謝する日でもありました。

2:陰陽道の「一陽来復」と鬼が出ない日

旧暦の11月は、陰陽道では「一陽来復」と呼ばれる、陽気が再び強くなる、縁起の良い月とされていました。
また、11月15日は、鬼が出ない「二十七宿の鬼宿日」であることから、婚礼以外のお祝い事を行うのに適した日と考えられていました。

3:徳川綱吉の息子の健康を祈った日

江戸時代の将軍、徳川綱吉の息子である徳松は、体が弱く、11月15日に健康を祈願したところ、その後5歳まで無事に成長したことから、11月15日が七五三の日になったという説もあります。
このように、七五三は、収穫や子どもの成長を感謝し、神様に祈願する、様々な意味が込められた伝統的な行事なのです。

□神社とお寺どちらへ?七五三のお参りの選び方

七五三のお参りは、神社とどちらを選ぶか迷う方も多いでしょう。
神社とのお寺、それぞれにどのような意味があるのか、見ていきましょう。

1:神社

七五三は、本来、氏神様への感謝と、子どもの健やかな成長を祈願する行事でした。
氏神様とは、生まれた土地の守護神であり、子どもの成長を見守ってくれる存在です。
そのため、七五三では、氏神様に感謝の気持ちを伝え、子どもの将来の幸せを祈るため、氏神様を祀っている神社にお参りすることが一般的でした。

2:お寺

近年では、仏教の教えに基づき、仏様やご先祖様に感謝の気持ちを伝え、子どもの成長を祈願するために、お寺にお参りする方も増えています。
仏教では、仏様やご先祖様が子どもの守護神となり、その成長を見守ってくれると考えられています。

3:自分たちの価値観に合った場所を選ぶ

神社やお寺、どちらを選ぶかは、ご家庭それぞれの価値観や信仰に基づいて決めるのが良いでしょう。
大切なのは、子どもの成長を祝い、感謝の気持ちを込めてお参りすることです。

□まとめ

七五三は、子どもの成長を祝い、感謝する、伝統的な行事です。
11月15日に行われる理由は、収穫祭や陰陽道の考え方、徳川綱吉の息子の健康祈願など、様々な由来があります。
七五三のお参りは、氏神様を祀る神社、または仏様やご先祖様を祀るお寺で行うことができます。
どちらを選ぶかは、ご家庭それぞれの価値観や信仰に基づいて決めるのが良いでしょう。
大切なのは、子どもの成長を祝い、感謝の気持ちを込めてお参りすることです。

投稿者プロフィール

hanako
hanako着物コンサルタント
着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。

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