着物を自分で着る時間を短縮!効率的な着付けのコツ
忙しい現代人にとって、着物を自分で着ることは憧れでありながらも、時間がかかるというハードルを感じている人も多いのではないでしょうか。
せっかくの機会に、着物を美しく着こなしたい気持ちは山々ですが、着付けにどれくらい時間がかかるのか、具体的な目安を知りたい方もいるでしょう。
この記事では、着物の種類別に着付けにかかる時間を解説し、自分で着付けをする際の効率的な時間短縮のコツをご紹介します。
□着物の種類別に見る着付けの時間
着物を自分で着る際に気になるのは、やはり着付けにかかる時間です。
着物の種類によって、着付けの工程や難易度が異なるため、所要時間も大きく変わります。
ここでは、代表的な着物の種類別に、着付けにかかる時間の目安をご紹介します。
1:着物によって異なる着付け時間
着付けにかかる時間は、着物の種類によって大きく異なります。
例えば、普段着として着られる小紋や紬は、比較的シンプルな構造なので、着付けに要する時間は短めです。
一方、結婚式のようなフォーマルな場にふさわしい黒留袖や振袖は、複雑な構造をしているため、着付けに時間がかかります。
2:着付け時間の目安
着物の種類別の着付け時間の目安は以下のとおりです。
・小紋:15分~30分
・紬:15分~30分
・浴衣:20分~30分
・訪問着:30分~40分
・付け下げ:20分~1時間
・色無地:20分~1時間
・振袖:40分~50分
・色留袖:40分~1時間半
・打掛:40分~2時間
自分で着付けを行う場合は、上記よりも10分から30分ほど長めに時間を確保しておくと安心です。
3:打掛は自分で着ない
打掛は、結婚式の花嫁が着用する豪華な着物で、非常に複雑な構造をしています。
そのため、一般的には自分で着付けをすることは難しく、専門の着付け師に依頼するのが一般的です。
□着物を自分で早く着るためのコツ
着物の着付けをスムーズに行い、時間を短縮するためには、いくつかのコツがあります。
これらのコツを実践することで、着付けにかかる時間を短縮し、より快適に自分で着物を着られます。
1:事前準備を徹底する
着付けをスムーズに行うために、最も重要なのは事前準備です。
着物を着る前に、必要なものをすべて用意し、着る順番に並べておきましょう。
また、着付けに必要な道具も、使いやすい場所に配置しておくと、慌てずに着付けを進められます。
2:着付けの順番を意識する
着付けは、肌着・補整、長襦袢、着物、帯の順番で行います。
この順番を意識することで、無駄な動きを減らし、短時間で着付けができます。
3:無駄な動きを省く
着付け中は、着崩れやシワが気になるかもしれませんが、頻繁に修正しようとすると、かえって時間がかかってしまいます。
着付けの動作に集中し、無駄な動きを省くように心がけましょう。
□まとめ
この記事では、着物の種類別に着付けにかかる時間と、自分で着付けをする際の時間短縮のコツをご紹介しました。
着物の種類によって時間は異なりますが、事前に準備をしっかりとして、無駄な動きを省くことで、自分で着物を着る時間を短縮できます。
これらの情報を参考に、着物を着てみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
投稿者プロフィール
- 着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。
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