卒業式で輝く袴姿へ!着こなしに必要なものと準備のすすめ

卒業式という一生に一度の大切な節目を、伝統的な袴姿で迎えることは、日本の文化を体感する素晴らしい機会です。
特に、伝統を重んじながらも個性を大切にする学生にとって、袴選びは自己表現の一つの形といえるでしょう。
今回は、卒業式での袴スタイルに必要なアイテムとその選び方を、伝統と個性を融合させたコーディネートの提案とともにご紹介します。

□卒業式の袴スタイルガイド!必須アイテムと選び方

卒業式に袴を着るときに必要なアイテムにはどのようなものがあるのでしょうか。
主に必要とされるのは、二尺袖着物、袴、そして袴下帯です。
これらの選び方についてもみていきましょう。

1:二尺袖着物

二尺袖着物は、卒業式用に特化した着物で、子振袖とも呼ばれます。
振袖に比べて取り回しが良く、華やかながらも実用性が高いのが特徴です。
色や柄の選び方は、個人の個性や好みを反映させる良い機会です。
成人式で使用した振袖を流用する選択肢もあります。

2:袴

袴は、着物と合わせて使用することで全体の印象が大きく変わります。
伝統的なデザインからモダンな洋風デザインまで幅広く、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
色使いにも注意を払い、全体の調和を考えることが重要です。

3:袴下帯(半幅帯)

袴下帯は、袴と着物を美しく結びつけるアクセントとして機能します。
色や柄を選ぶ際には、着物や袴のデザインに合わせて、全体のバランスを考えることがポイントです。
お手持ちの半幅帯を使うことも可能ですが、新たに選ぶ場合は、全体のコーディネートを意識して選びましょう。

□レンタル時にチェックすべき!自分で用意する必要なものとは

袴スタイルをレンタルする際、すべての小物がセットに含まれているわけではありません。
ここでは、自分で準備が必要な小物についてご紹介します。

1:肌着と裾よけ

肌着や裾よけは、直接肌に触れるものであり、レンタルに含まれないことが多いです。
着物の下に着る肌着は汗を吸収し、着心地の良さを保ちます。
裾よけは、着物や長襦袢の汚れ防止に役立ちます。

2:髪飾り

袴スタイルに欠かせない髪飾りは、自分で用意する必要があることが多いです。
着物や袴の色、柄に合わせたアイテムを選ぶことで、一層統一感のあるコーディネートが完成します。
ヘアスタイルに合わせた選び方をすると、全体のバランスが美しく保たれます。

3:ブーツ

袴用のブーツは、セットに含まれていないことが一般的です。
特に、草履と異なり足元のスタイルを左右するため、袴の丈とのバランスを考えて選ぶことが大切です。
足袋がセットに含まれている場合でも、ブーツ用の靴下やタイツは自分で用意しましょう。

□まとめ

卒業式での袴スタイルは、伝統的な美しさと個性を兼ね備えたファッションステートメントです。
基本となる二尺袖着物、袴、袴下帯の選び方を押さえることで、自分らしい袴スタイルを完成させられます。
また、レンタルではカバーしきれない小物についても事前にチェックし、準備しておくことで、当日をよりスムーズに、そして華やかに過ごすことが可能です。
これらの情報を活用して、卒業式を特別な一日にしましょう。

投稿者プロフィール

hanako
hanako着物コンサルタント
着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。

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