着物が初めての方必見!訪問着と着物の違いと選び方
着物は日本の伝統的な衣服であり、特別な日に身につけることでその日の格をさらに高められます。
しかし、着物が初めての方にとっては、その種類や着る場面に応じた選び方に戸惑いがあるかもしれません。
この記事では、特に初めての方や特別な日を美しく彩りたい方向けに、訪問着と色留袖の違い、そしてそれぞれの適切な着用シーンや選び方をご紹介します。
□着物の色留袖と訪問着の基本的な違い
色留袖と訪問着は、一見似ているようで、実は大きな違いがあります。
それは、着用する場面の格式やデザインに現れています。
*色留袖と訪問着
1:柄の位置と範囲
色留袖は主に裾に向かって豪華な柄が配置されており、胸元から上は比較的シンプルなデザインです。
これに対して訪問着は、肩から裾にかけて全体的に柄が入っており、より華やかな印象を与えられます。
この違いは、一目見ただけでも両者を見分ける手がかりとなります。
2:使用される場面
色留袖は主に結婚式などの正式な場で親族が着用することが多い第一礼装とされています。
対して訪問着は、お茶会や結婚式の招待客服としても用いられる準礼装と位置づけられ、より幅広い場面で活躍します。
3:着用者の年齢や立場
色留袖は比較的年配の既婚女性が着ることが多く、訪問着は年齢を問わず多くの女性に選ばれています。
これにより、訪問着はよりカジュアルでありながらも、格式高い場にも対応できる柔軟性を持っているといえるでしょう。
□訪問着を選ぶ際の重要ポイント
訪問着を選ぶ際には、紋の有無やシーンに合わせた小物選びが重要です。
ここでご紹介するポイントを押さえて、適切な訪問着を選びましょう。
*訪問着選びのポイント
1:紋の有無とその意味
訪問着は紋が入っているかどうかで着用できる場が変わってきます。
紋入りの訪問着はよりフォーマルな場面に適しており、無地の訪問着はカジュアルなシーンにも対応できます。
適切な場面を考慮して選ぶことが大切です。
2:小物選びのポイント
着物の印象は帯や草履、バッグによって大きく左右されます。
特に結婚式などのフォーマルな場では、金糸や銀糸が施された豪華な帯を選ぶことで、着物の格を高められます。
カジュアルな場面では、シンプルで落ち着いた色の小物を選ぶと良いでしょう。
□まとめ
訪問着と色留袖は、それぞれに適した場面や着こなし方があります。
これらの違いを理解し、自分の立場や行く場に応じた選び方を心がけることで、どんな場面でも適切に着こなせるでしょう。
着物選びに迷ったときは、今回のポイントを思い出して、最適な一枚を選んでください。
投稿者プロフィール
- 着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。
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