七五三でのトラブルを防ぐ!草履による痛みを防ぐためのポイントを紹介します
普段着慣れない衣装を着る七五三。
和装と合わせる草履で、足を痛めてしまうことも珍しくありません。
楽しいはずの七五三で、怪我をして悲しい思いをするのは避けたいですよね。
実は、草履を選ぶ時には靴擦れを防ぐためのポイントがあるのです。
そこで今回は、これから七五三用に草履を準備される方に向けて、草履の選び方や履くときのポイントを解説します。
□草履サイズの選び方
草履は小さな子供だけでなく、大人にとっても負担になりやすいアイテムです。
夏祭りに草履で行き、足を痛めた経験がある方もいらっしゃることと思われます。
草履のサイズを決める時は、普段履いている靴よりも1から1.5センチメートル余裕を持たせましょう。
草履は普段の靴と異なり、鼻緒がついているため足が奥まで入りません。
かかとまでしっかり草履に乗せて履くためには、普段よりも大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
インターネットで購入する際は、草履の台の寸法を参考にしましょう。
□七五三当日を迎える前にすべき準備
草履を購入後、実際に履くまでに行っておきたい準備もあります。
七五三当日にお子さんが快適に歩けるよう、準備しておけると良いですよね。
まず、草履が手元に届いたら鼻緒の向きを変えておきましょう。
新品の草履では、鼻緒が硬く作られているため、そのままだと痛みを感じやすいです。
足袋をはいたとしても、鼻緒とぶつかるうちに皮膚がすれて擦り傷になってしまう危険も考えられます。
鼻緒の向きを変える際は、鼻緒の付け根を足の当たる部分が内側にくるようねじりましょう。
鼻緒を伸ばすのも大切です。
鼻緒と台の間に指を入れ、引き伸ばすようにひっぱることで鼻緒全体を伸ばしましょう。
1つ気を付けたいのが、鼻緒は引けば引くほど伸びるため、草履がぶかぶかになってしまう点です。
鼻緒を伸ばす際は、お子さんの足に合わせて調整しながら行うと安心です。
前坪も緩めましょう。
前坪とは、草履をはいたときに親指と人差し指の間にくる部分のことです。
前坪の締まり具合が合っていないと痛みを感じてしまうため、お子さんの足のサイズと相談しながら緩めましょう。
鼻緒と同じく、一度緩めてしまうと元に戻せないため、少しずつ調整するのがおすすめです。
七五三を迎える前に、履き慣れておくこともおすすめです。
草履は普段履く機会の少ない靴のため、隙間時間に履いて足を馴染ませておきましょう。
当日いきなり履くよりも痛みやトラブルを減らせますよ。
□まとめ
怪我につながりやすい草履を履く際のポイントは、大きめのサイズを選ぶことと事前に準備をしておくことです。
大切な行事である七五三でお子さんが悲しい思いをすることのないよう、事前にできることをしておきたいですよね。
当社では、草履も含めて着物をレンタルで提供しております。
草履のサイズもお選びいただけるので、安心してご注文ください。
投稿者プロフィール
- 着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。
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