訪問着で扇子は必要?扇子を使うときのマナーと一緒にご紹介!

訪問着を着用する際は、いくつかのマナーを把握しておきたいものです。
仮に、マナー違反に該当する行為をしてしまうと、結婚式や入学式の雰囲気が少し乱れてしまうこともあります。
そこで、今回は訪問着を着用する際は、扇子が必要なのかどうかと、扇子を使用する際のマナーについてご紹介します。

訪問着モクレン柄(着物レンタルRETRO)
訪問着モクレン柄着物レンタルRETRO

□訪問着の必需品とは?

訪問着を着用する場合は、扇子が必要な場合があります。(普段のお出かけなどでは必ずしも必要ではありません。)
訪問着は、略礼装として、幅広い場面で着用できます。正式な茶会やお祝いの席、式典では扇子を持参することが望ましいです。

扇子は、着物姿をより美しく、そして礼儀正しく見せるための重要なアイテムです。扇子は、夏に涼を取るだけでなく、挨拶や儀礼の際に用いられます。

訪問着を着用する際の扇子は「末広」とも呼ばれており、末広には、「末が広がる」という意味が含まれています。
そのように、非常に縁起の良いものとして認識されているため、「祝儀扇」とも呼ばれています。
また、末広にはいくつかの柄があり、男性用と女性用に分かれているため、間違えないことに注意が必要です。
具体的には、女性用の末広の骨部分は漆塗りで地紙が金色か銀色であり、男性用の骨部分は竹で地紙が白色です。

扇子の持ち方: 扇子は、親指と人差し指で持ち、中指、薬指、小指を添えるのが基本です。

扇子の扱い方: 扇子は、丁寧に扱い、汚したり、落としたりしないように注意しましょう。

参考URL:訪問着の末広の色は決まっている?末広の使い方とともにご紹介!

着物の種類と扇子の関係について

  • 色無地: 色無地は、紋を入れることで略礼装として着用できます。お茶席やフォーマルな場では、扇子が必要です。
  • 色留袖: 色留袖は、既婚女性の準礼装です。結婚式や披露宴など、格式の高い場では、扇子が必要です。
  • お茶席: お茶席では、扇子は必須アイテムです。挨拶やお辞儀の際に、扇子を膝前に置くなど、決まった作法があります。

扇子の種類と選び方

  • 種類: 扇子には、白扇、色扇、柄扇など、様々な種類があります。
  • 選び方: 着物の種類や着用する場面に合わせて、適切な扇子を選びます。礼装の場合は、白扇や金銀の扇を選ぶのが一般的です。お茶席では、無地または控えめな柄の扇を選びます。

七五三のお参りの際に扇子は?

七五三のお参りの際に扇子はお子様本人、付き添いの大人、どちらの場合でも基本的には必須ではありません。

  • 七五三のお参りは、お子様の健やかな成長を祈る行事であり、3歳さん5歳さんに必ず扇子が必要ではありません。お子様が扇子を持つとかえって邪魔になったり、紛失したりする可能性もありますが7歳の四つ身着物の衣装の際には挿している方が正式には正しいです。あくまでも飾りとりて。また、5歳男の子も、写真館などでの撮影時には持たせて撮影することが多いです。可愛らしいですしね。ただ、ご祈祷中に持たせて、開いたり閉じたり扇子で遊ぶのたタブー。
    扇子を開くのには紙部と軸をスライドさせて開くのですが、力の入れ方にコツがあるので、七五三撮影のお仕事をいていた時に、お子様が壊してしまったという場面に幾度か遭遇しております。(真横に開こうとして大人も壊してしまう位慣れていないと難しいです)レンタル着物などにセットされているものは開かない飾り用の扇子になりますので安心な場合もあります。必ず使用する前には開かないように、または撮影時だけ持たせる事をおすすめ致します。

付き添いの大人(親御様など)の場合には

  • 普段のお参りであれば、扇子は特に必要ありません。
  • ただし、以下のような場合は扇子があると便利です。
    • 正式な服装の場合: 着物など、改まった服装で参拝する場合は、扇子を持つとよりフォーマルな印象になります。
    • 暑い時期の場合: 扇子で扇ぐことで、暑さをしのぐことができます。
    • お茶席などがある場合: 神社によっては、お茶席が設けられている場合があります。その際には、扇子が必要となることがあります。

扇子を持つ場合の注意ポイント!

  • 派手な色や柄の扇子は避ける: 神聖な場所であるため、控えめで上品な扇子を選びましょう。
  • 扇子を落としたり、振り回したりしない: 他の参拝者の迷惑にならないように、注意しましょう。
  • お参りの邪魔にならないようにする: 扇子を持つことで、お参りの動作がぎこちなくなる場合は、無理に持つ必要はありません。
訪問着モクレン柄(着物レンタルRETRO)
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□扇子を使用するときのマナーとは?

末広と呼ばれる扇子を使用する際は、以下のマナーを把握しておきましょう。

*挿し方に関するマナー

扇子は、着物の帯と帯揚げの間に差し込んでおくことが1つのマナーとしてありますが、指し方に関してもいくつかのルールがあります。

1.開く方を上にする
2.金色が表になるように差し込む
3.自分から見て左側に差し込む
4.帯と帯揚げの間に差し込む
5.帯からは2~3センチメートルほど出すように差し込む

よくある間違いとして、扇子を着物と帯揚げの間に差し込むことがあります。
その行為は、マナー違反に該当するため、事前に把握しておきましょう。

*持ち方に関するマナー

1.右手で根元を持つ
2.帯の前で漆塗り部分に人差し指を添わせる
3.人差し指以外の4本の指で胴を包み込むように囲む
4.左手は扇子の下から軽く添える

*逆に絶対にしてはいけない行為

上記では、マナーについてご紹介しましたが、マナーを把握することと同じくらい「マナー違反の行為」を把握することも大切です。
扇子を使用する際に、絶対にしてはいけないことは、「扇子を広げてあおぐこと」です。
当然ながら、日常においては、扇子であおぐことは何の問題もありません。
ただ、相手への礼を示すために使用する末広の用途を考えると、扇子を広げてあおぐことはマナー違反に該当します。
例えば、結婚式で着物と一緒に末広を着用する際は、上記のマナー違反行為に注意することが必要です。

参考URL:訪問着の末広の色は決まっている?末広の使い方とともにご紹介!

□まとめ

今回は、訪問着で扇子は必要かどうかや、扇子を使う時のマナーについてご紹介しました。
訪問着は、略礼装として、幅広い場面で着用できます。正式な茶会やお祝いの席や式典では扇子を持参することが望ましいです。(末広と呼ばれる扇子)
ただし、普段のお出かけなどでは必ずしも必要ではありません。
扇子は、着物姿をより美しく、そして礼儀正しく見せるための重要なアイテムです。扇子は、夏に涼を取るだけでなく、挨拶や儀礼の際に用いられます。


また、扇子の使い方や持ち方にはいくつかのマナーがあるため、事前に把握しておくことが大切です。

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ayame 写真家兼 着物ブランドICHIHAデザイナー
着物ブランドICHIHA代表デザイナー/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作、舞台衣装等も手がける。

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