【永久保存版】七五三での父親の着物とは?TPOに合わせた選び方・準備すること・注意点を初心者にもわかりやすく解説
このページでは、七五三に向けた父親の着物スタイル提案5つのポイントを押さえてわかりやすく説明いたします!
目次
七五三TPOとは?イベントの概要と服装の常識を知ろう
着物の種類と選び方 〜父親着物選びの5つのポイント〜
初心者でも大丈夫!男性着物は種類も少なく着なれ感が出ます
└ 母親と同格の着物を!江戸小紋や色無地がおすすめです
└ 羽織は必要不可欠!袴はなくてもOK
└ 黒紋付羽織袴は避けて
└ 子どもを引き立てる色・柄のリンクがおすすめ
└ サイズ選びが一番重要!適応身長を必ず確認
初めての着物〜父親向け簡単着付けガイド〜
着物を着るメリット〜七五三だからこそ着物で思い出を作ろう〜
着物着用時の注意点〜七五三イベントを快適に過ごすために〜
男性が着物を着ると得られるVIPなメリット
父親の着物まとめ
七五三TPOとは?イベントの概要と服装の常識を知ろう
七五三の日における一般的な服装の常識
七五三は、お子さまの健やかな成長を願う、大切な日本の伝統行事です。秋の神社は、色とりどりの着物で華やぎ、記念写真を撮るご家族の笑顔にあふれています。
そんな特別な日だからこそ、お父さんも「どんな服装にしようか」と悩む方は多いのではないでしょうか。最近ではお母さんが着物で参加されることも増えており、スーツ姿のお父さんと少しちぐはぐに感じてしまうケースも。
でも実は、お父さんの着物姿って、ものすごくかっこいいんです。しかも、男性の着物は種類も少なく、着慣れていなくてもスマートに見せられるので、じつは挑戦しやすいんですよ。
私は、これまでに20年間、写真館の現場で何百組もの七五三を撮影してきました。今は着物デザイナーとして、日々「家族の記憶に残る着物」を作っていますが、やはり着物姿のご家族が並ぶと、写真の雰囲気が一段と上品でまとまりが出ます。
そこで今回は、七五三に着物を着ようか迷っているお父さんに向けて、分かりやすく、着物選びのポイントや当日の準備についてご紹介します。
着物の種類と選び方〜父親着物選びの5つのポイント〜
初心者でも大丈夫!男性着物は種類も少なく着なれ感が出ます。
「着物なんて着たことないし…」と不安になる方も多いかと思いますが、男性の着物はとってもシンプル。帯の結び方も一種類で済むことが多く、実は女性よりも気軽にトライできます。
ポイント1 母親と同格の着物を!江戸小紋や色無地がおすすめです。
ご夫婦で並んで写真に写る機会も多い七五三。お母さんが訪問着や色無地を着る場合、お父さんの服装がカジュアルすぎるとアンバランスに。そんな時は、江戸小紋や色無地の着物を選ぶと、控えめながらもきちんと感があり、品のある印象になります。
ポイント2 羽織は必要不可欠!袴はなくてもOK
羽織は、いわばジャケットのような存在。羽織を着るだけで、着物姿がぐっと格上げされます。袴はあっても良いですが、なくても十分。羽織+着物だけで落ち着いた装いになります。
ポイント3 第一礼装となる黒紋付羽織袴は避けて
格式高い黒紋付羽織袴は、結婚式や葬儀などの厳かな場にふさわしい第一礼装。七五三では少し重すぎる印象になるため、避けた方がよいでしょう。
ポイント4 主役の子どもを引き立てる着物を選ぶ(色や柄のリンクがおすすめ)
お子さまが主役の日なので、親の服装は引き立て役にまわるのが理想。例えば、お子さまの着物に使われている色とリンクさせた帯や羽織を選ぶと、統一感があり、とてもおしゃれに見えます。
ポイント5 男性着物で一番重要な事はサイズ。男性は女性のように着丈調整ができません。
女性の着物のように“おはしょり”で丈を調整することができないため、男性着物はサイズがとにかく重要。レンタルでも商品ページに必ず「適応身長」が記載されているので、適応身長の範囲を必ずチェックして、自分に合った一枚を選びましょう。
初めての着物〜父親向け簡単着付けガイド〜
着物を着る際に必要な小物
着物本体、羽織、帯、長襦袢、腰紐、足袋、草履など。最近のレンタルサービスでは、これらが一式そろったセットで届くことがほとんどです。
カジュアルはNG!足袋も白地のものを
くるぶしソックスや黒の足袋などはカジュアルすぎる印象に。見えにくい部分とはいえ、白足袋はきちんと感の基本です。
自分で簡単にできる着付けのコツ
貝の口という帯結びが基本で、YouTubeなどの動画を見ながらでも意外と簡単にできます。腰紐をしっかりと結ぶことが安定のコツです。
着物を着るメリット〜七五三だからこそ着物で思い出を作ろう〜
着物が与える子どもへの印象と思い出作り
「お父さん、かっこいい!」と、目を輝かせて見つめるお子さんの姿を何度も見てきました。特別な日だからこそ、父親も背筋が伸びるような服装で臨むことは、子どもにとっても大切な思い出になります。
家族皆んなで着物を着る機会は、七五三がチャンス!
家族全員で着物を着る機会って、実はとっても少ないもの。七五三はそんな貴重なチャンス。統一感のある写真が撮れ、あとから見返しても誇らしい一枚になります。

着物着用時の注意点〜七五三イベントを快適に過ごすために〜
写真撮影時のポイントやポーズの取り方
カメラ目線よりも、お子さまに向ける笑顔や、手をつなぐしぐさが自然で素敵に写ります。角度は少し斜め、背筋をすっと伸ばすのがポイントです。
撮影はどんどん誰かに頼んで皆んなで写ろう!
写真館時代、何度も見てきた光景があります。それは、お父さんが我が子の写真や動画に夢中になりすぎて、自分がほとんど写っていないということ。さらに、着物の裾を踏んでしまったり、足元に注意がいかなくなることも。できれば、お兄さんやご親族に「撮影係」をお願いして、パパ自身も堂々と主役のひとりになってくださいね!
実はあまり知られていない、男性が着物を着ると得られるVIPなメリット
着物姿はVIP扱いされます。特に男性のお着物姿はランクアップされやすい。
いつもの平服やスーツと違って、着物を着ていると「今日は何かの撮影ですか?」と声をかけられることも。男性が着物を着ると、ぐっと特別感が増し、周囲の視線も自然と集まります。 『立派なお家 』感も醸し出されます。では、どんなメリットがあるかをご紹介していきます。
ホテル・レストランでは一番良い席に案内されます。
実際に、着物姿で訪れたお父さんが、レストランで窓際の席に通されたという声も。着物にはそれだけの“雰囲気”があるのです。星がついているホテルほど、接客にたいしてのマニュアルがきちんとしており、着物をお召しのお客様に対してのご案内、接客マナー等もVIPマニュアル同様に記載されております。
会食の予約時にもすでに着物で行きますよアピールしておくとベスト!
事前に「着物で伺います」と伝えておくと、お店側も座席の配置や動線などを整えてくれます。ほんのひとことが、快適な一日につながります。
父親の着物まとめ
七五三で父親が着物で参加する際には、子どもの晴れ着を引き立てるように選び、黒紋付羽織袴は避けるべきです。
私はこれまで、20年間にわたり写真館でオーナー兼カメラマンとして、多くのご家族の七五三を撮影してきました。そして今は、そうした経験をもとに着物デザイナーとして活動しています。「着物って、ちょっと面倒そう」「自分には似合わないかも」そんなふうに思っているお父さんへ、七五三は、お子さまのためでもあり、ご家族全員の特別な記念日です。一生のこる家族写真に、お父さんの着物姿があったなら、それはきっとお子さまにとっても誇らしい思い出になると思います。
▶︎おすすめの七五三父親着物一覧(おしゃれ着物レンタルRETRO)はこちら: https://ec.luxe-nikko.com/ic/cat-004P


