七五三のお参りこれで安心!失敗しない参拝マナーと準備

そもそも七五三とは何なのか?伝統と意味をおさらいしてみましょう

  • 七五三の起源と歴史 七五三は、子どもの健やかな成長を神様に感謝し、今後の幸せを願う日本の伝統的な行事です。もともとは平安時代に行われていた宮中の儀式が庶民にも広まったものだと言われています。
  • 各年齢の意味と祝い方 男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いするのが一般的です。3歳は言葉を話せるようになる節目、5歳は男の子が初めて袴を着る「袴着の儀」、7歳は女の子が帯を使い始める「帯解きの儀」を意味します。
  • 神社での祈願と儀式 神社では、神職の方にお祓いをしていただき、祝詞をあげてもらうことで、神様にお子さんの成長を見守っていただく儀式を行います。
  • 現代の七五三のスタイル 最近では、伝統的なお参りだけでなく、スタジオで記念写真を撮ったり、家族で会食をしたりと、ご家庭に合わせたスタイルでお祝いする方が増えています。

七五三お参り当日の流れを把握しよう

  • 参拝前の準備をチェック! お参り当日に慌てないよう、前日までに衣装や持ち物の準備を済ませておきましょう。ご祈祷の予約をしている場合は、時間や場所を再確認することも大切です。
  • 当日の基本的な流れ 神社に到着したら、まず手水舎で身を清め、ご祈祷の受付をします。その後、ご祈祷を受けて、お守りや千歳飴をいただきます。ご祈祷が終わったら、記念撮影をしたり、お参り後のお食事に向かったりします。

七五三参拝マナーを知れば当日も安心(到着したらまず清めて受付へ)

  • お参り時の服装マナー 七五三はお祝いの場なので、お子さんの晴れ着に合わせたフォーマルな服装が基本です。お子さんを引き立てるような控えめな色やデザインを選ぶのがマナーです。
  • 神社での基本的なマナー 鳥居をくぐる前には一礼し、参道の中央は避けて歩くのがマナーです。手水舎では、柄杓で水を汲んで左手、右手の順に清め、最後に口をすすぎます。
  • 清めたらご祈祷の受付へ向かいましょう。受付では、七五三のご祈祷を申し込むために「初穂料」と呼ばれるご祈祷料を納めます。初穂料は神社によって異なり、一般的に5,000円から1万円程度が目安ですが、3万円や5万円といった選択肢を設けている神社もあります。初穂料の金額によって、いただけるお札やお守りの大きさが変わることが多いです。
  • 人気の神社では、七五三シーズンになると大変混み合い、ご祈祷の受付が行列になることも。また、記念品の千歳飴が売り切れてしまう場合もあるため、事前に神社の公式サイトでご祈祷の予約が可能か確認しておくのがおすすめです。予約をしておけば、当日はスムーズに受付を済ませることができ、お子さまもご家族もゆったりと一日を過ごせますよ。
  • ご祈祷の申し込みが終わったら、次は待合室で順番を待ちます。
  • ご自身の番が来たら案内に従ってご祈祷の本殿へ進み、ご祈祷を受けます。ご祈祷は、神社の規模やその日の混雑状況によって異なりますが、だいたい15分程度で終わることが多いです。ただし、人気の大きな神社でトップシーズンになると、30分以上かかることもあるため、時間に余裕をもって行動しましょう。
  • ご祈祷が終了すると、神様からの授かりものとしてご祈祷記念品をいただきます。千歳飴やお守り、絵馬などがセットになっていることが一般的です。これを授与されて、七五三のご祈祷は全て終了となります。
七五三お参り
七五三お参りイメージ着物提供着物レンタルRETRO

七五三の参拝はどこでやる?神社・お寺・時期の選び方

  • 参拝する場所 七五三は、地元の氏神様にお参りするのが一般的です。ただし、有名な神社やお寺に参拝する方も増えています。お寺でも七五三のお祝いは可能です。
  • 参拝する時期 本来は11月15日ですが、最近では10月から11月の土日祝日など、ご家族の都合に合わせてお参りする方が多いです。
  • 七五三はお寺でもOK?神社と違う参拝方法と人気の寺社を紹介 お寺での七五三も可能です。神社と異なるのは、神様ではなく仏様にお参りすることです。お寺でもご祈祷をしていただける場所が多くあります。

失敗しない!七五三記念写真の撮影タイミング

  • 前撮りのメリットと注意点 お参りとは別日にゆっくり時間をかけて撮影できるのがメリットです。お子さんの機嫌が良い時に撮影できるので、最高の笑顔を残せます。
  • 当日撮影のメリットと注意点 お参りの流れの中で自然な姿を撮影できるのが魅力です。ただし、時間に追われたり、お子さんが疲れてしまったりする可能性があるので注意が必要です。

素敵な思い出に!七五三の衣装選びのポイント

  • 人気は和装!七五三の着物の選び方 男の子は羽織袴、女の子は被布や四つ身の着物が人気です。お子さんの年齢や雰囲気に合わせて、素敵な一着を選びましょう。
  • 着物は購入とレンタルのどちらがいい? 着物は購入すると高価ですが、レンタルなら費用を抑えられます。着付けやヘアメイクがセットになっている場合も多く、お手入れの手間もかからないので安心です。

まとめ

  • 七五三は、お子さんの成長を祝う大切な記念日です。事前にお参りの流れやマナーを把握しておくことで、当日も慌てることなく、心からお祝いできるでしょう。
  • 七五三の準備を完璧にこなして、ご家族にとって最高の思い出にしてください。
  • 素敵な七五三を迎えるために、このガイドがお役に立てれば幸いです。
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hana 写真家兼着物デザイナー
着物デザイナー兼和装コンサルタント/フォトグラファーから着物デザイナーへ転身。パリコレ着物ショー等の経験を経て現在は着物デザイン制作をしながら、写真館立ち上げや異業種からの和装事業参入時の和装関連全般のコンサル等を行っております。着物ICHIHA代表デザイナー。